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【観察記録 No.013|砂暦星(されきせい)】

観察対象:サハラ砂漠の砂(現地採取標本)

出現環境:直射光シミュレーター下・湿度15%・風速0.5m/s

観測結果:粒子のひとつひとつが光を反射し、まばゆい黄金色の乱反射構造を形成。結晶質の粒子は不定形ながら、全体として波状に並ぶ傾向があり、風成の作用が長期に及んでいると推定される。中には半透明の粒子も含まれ、光の透過を通じて下層の構造がかすかに可視化された。

備考:砂粒の中に、一瞬だけ別の「惑星」の輪郭が浮かび上がった気がした。幻視かもしれないが、再観察を要す。


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